インサイダーとアウトサイダー

堀江氏に実刑判決が出たようだ。世間の反応は思ったより鈍い感じ。もう過去の事と忘れ去られて1年前の喧騒が嘘のよう。もう散々騒がれて消費しきった感じ。ちょうど日興の上場継続が決まったばかりでその対比で注目されるようになった。技術的な問題は公開されている情報でも分かるのかも知れないが面倒なので調べない。結局は他人事そこまで関心がないと。
 で思ったのが堀江氏がどこかの御曹司の息子だったらこういった展開にはならなかったのではと。そうだったら検察の捜査が入る前にリーク情報がもたらされるはずだし、検察だって捜査に躊躇したかも知れない等と妄想が広がる。もちろんそういう立場だったらあんなにフリーハンドで動けるわけでなくプロ野球参入やフジテレビ買収騒動もそもそも起きなかったろうからそういう想定は無意味なんだろうけど。そして日興との差を思う。やはり伝統と歴史が在る所とは違うな。影響だけを考えたら日興よりライブドアの方が何百倍も大きいと思うが。日興が上場廃止になっても困るのはごく少数の株主だけ。証券会社が上場してなくても全然困らないと思ってしまう。結局は世間の反応が大事なわけで世の中の大半の人間がこれはおかしいと思えば変更を求められるし、致し方なしとなればそのまま通るのだろう。いまいち注目されていないという事は致し方なしという方向で進んでいるという事なのだろう。判決後、堀江氏がテレビに積極的に出るのもこの件の注目度を上げさせるメデァ戦略の一環という事だな。