まぐれということ

何かを能動的に行って滅多に出来ない事が偶然出来た時、まぐれだと言う。なるほどまた同じような事をしてもできない。滅多な事でなくてもその人にその能力がないと見られればそれが出来る事がまぐれである。できるはずがないのに出来た時まぐれだと言われる。このまぐれは比較的初期段階に現われた時言われる。それはある程度回数を重ねると習熟されて来るのでそれは練習の成果となってしまうから。だから最高のまぐれは一回目で出来てしまう事だ。最近はまぐれという現象にも当たらない。それはそういう最初の経験というものも少なくなったし。しかし初期段階にまぐれが出ると確率論を疑うような動機が生まれる。それは変に肩の力が入っていないという事もありそう。狙ってやると妙な力みが入ってうまくいかないとか。最初の感覚を思い出しながら何回も繰り返す。偶然とかまぐれはいろんな機会を提供してきたはず。それが現われたのはなぜか何て考えると人知を超えたオカルトの世界に入り込む事になる。そういう所で人間の限界に立ち止まって自重しなければならないのかもしれない。