大変でぇ、大変でぇ、大変でぇ〜

江戸時代のお上の取り締まりは禁止していたものが建前と本音で分かれていたものが目に余るようになってくると一斉摘発という形で行われてきた。特に色町は吉原だけに認めてきたのが有名無実となり此処彼処で行われるようになる度にスクラップ&ビルドが行われてきたと言えそう。しかしそんな事も今の日本と比べるとその有り様が驚くほど似ている。現在様々な摘発が行われているがそれはルール違反が堂々と行われているからか。しかし摘発する方も一定の基準でするというよりもうそろそろという時期があるようである。もうかなり前ある銀行家がつぶやいた自分たちがやっていたのはサッカーだと思っていたらそうじゃなかったと言ったのは有名だが似たような事は大なり小なり起こっている。今まで認めてきたのに今更違法はないじゃないかというわけである。サラ金にも鉄道にも最近起こった様々な事件事故が思い当たる。ここは真っ先に風を読む能力が求められる。風向きが変わったら真っ先に引き払い昔からそんな事はした事無いように振る舞うのがこの世に生き残っていく秘訣である。まぁそういうのは江戸時代からの伝統芸に高められているのだろう。そんな世界に外資が入って来るのは大変だな。だからガラパゴス諸島などと揶揄されてしまう。