人間は何度でもコペルニクス的転回を必要とする

あるいは社会はと言ってもいいかもしれない。常識を疑うとか言っても知らず知らずのうちに当たり前に思っていることに身の回りは囲まれている。回っているのは太陽ではなく大地の方だと言われてみれば現代人は様々な証拠から納得もするがそれ以外の部分では相変わらず強固に伝統的価値観に生きている。そういった慣習が馬鹿馬鹿しい習性や慣例や誤解を引きずらせる結果になる。それらが何度も同じ間違いを引き起こしたり新しい一歩を踏み出せない人類の足踏み状態を生んでるとしたら残念な事だ。どうしても同じところをグルグル回ってしまってそこから脱出できない。な〜んだ今まで間違いと思っていた事は正しかったのだ。あるいは正しいと思っていた事は間違いだったんだという事がいろんな場面で起これば社会はもっと流動的なる。余り起こっても困るのだろうが今の価値観の固定化はかなり酷いのではないのか。これだけの変化が起こっているのにそこから目を背け今までの価値観でやり過ごそうとするなんて余りにも無謀で自殺行為である。変化を認めれば楽になれのに。一体何にしがみ付いているのか。今のシステムが他に変え難いかけがえのない唯一のものではないだろう。どうしてそんな狭い了見で狭い空間を生きていなければならないのか。そんなくだらない事にこだわる理由は何も無かった。そんなことがこれからいくらでも出てくるはず。そういうことを絶えず意識していかないと絶えず常識の波に洗われてきれいさっぱり忘れ去られてしまう。