受け身であること

受け身である事は従来余り良い事とされてこなかった。何事も積極的に能動的であることが善というような風潮が吹き捲くって肩身の狭い思いをした事がある。しかし柳に風とか、馬耳東風とか、ん、これは違うか、言われてしなやかに強く生きていく様を描く事もある。積極的て押し付けがましくてなんかいやなんだな。受け身である事の方がクールでかっこいいというのも漠然とはあるけれどあくせくしたくないというのもあるけれど、まぁそういうことだ。受け身である事は不当に落とし込まれてきたという歴史の中でその当然の権利の回復を求めるものである。