人は映像から顔を読み取るようにプログラミングされてる

心霊写真でよく顔が見えるというのがあるが、それって人間の視覚の秘密を覗かせてくれるような気もします。つまり赤ん坊はまず最初に見えるものに顔を探そうとするのではないでしょうか。それがいつ頃かは分かりませんが視覚が安定して、見えるというものに慣れてきて初めに認識するのが顔ということです。とにかく他の物体はそれなりの知識がないと何の意味も分からないので顔だけが最初に認識できるようにインプットされているような気がします。そんな中でいろんな顔があってそれぞれに固有の匂いや音を持っている事に気づいて行く。オブジェクト指向というわけですね。やがてその顔が頭の一部で頭は体の一部というように認識を深めていく。つまり人間にとっては最初の視覚は訳が分からない背景に顔が浮かんでいるといった情景かもしれません。
 でその時の影響が大人になっても残っていて意味のない模様に顔を探し出す能力が発達しているというわけです。でそれが心霊写真騒動に発展するというのがここでの推論になります。でもきっとそういう事は既に知られているというか私がどっかで聞きかじって今頃思い出したものなのだろう。まぁひな鳥の刷り込みみたいな所もあると思うけど赤ん坊がふんだんに目にするのも顔である可能性は高い。それは赤ん坊にはおどけたりしてみんな顔を見せようとするだろうし、生存の為にも顔を覚えるというのがそこに人間がいて欲求をかなえてくれる存在だと気づく事が大事なのだろう。というわけで人間に取って顔とは視覚の中で特別な位置を占めるものなのかもしれない。そういえば車だってそのフロントに顔を認めてしまうのはそういう能力だろう。