何かが起こった時、人は今までの経験で説明を試みる

これを繰り返していると何回も起こった事はその人の中で説明が確定してしまう。けれどそれは実証したわけではなく。自分の中でとてもうまく説明できる事になっているだけなのです。訓練されてしまったのですね。そうすると今度はその説明の原理で予想を始めます。転ばぬ先の杖という人間が自然に身に着ける知恵です。ですがその説明は実証されたわけではないですから間違っている事も多いのです。間違った説明のままその人にとってはある事が起こると信じきってしまっている。訓練された結果。そうなると間違った説明で予想を始めてしまうわけです。そうやって実際とズレが生じてしまう。それが人間関係に及ぶと疑心暗鬼となって信頼が保てなくなります。しかし権力関係によってそれを表に出せない状態に置かれるというのが様々な誤解や陰謀論に陥る原因になったりします。