男と女の非対称性

女は自然だ環境だ男は冒険者だ探求者だと言ってもそんな古い言い方はフェミニストから見たらお笑い種だろう。女だってこの世界の冒険者にも探求者にもなれるはず。しかしそれを置いておいても女は環境で男は探求者というイメージはあるような気がする。
 そう思ったのはある詩を改変しようと思ったらどうもうまくいかない。ただ男と女を入れ替えてもうまくいかない事に気付いたからだ。そこでは男は自然という環境に女を感じてしまうわけだが、女が自然という環境に感じてしまうという改変バージョンはどうもうまく嵌らない。変えるなら女が自然に一体化してしまってそこに男がやってくるという風にしなければダメだ。そういう所にもただ単に男と女を入れ替えるだけでは成立しない。それも幻想と言ってしまえばそれまでだが。