答えは階層的なのか

レベルが上がると答えも変わる。小中高と試験の答案が変わるようにレベルに合わせて答えも変わる? もちろん最初から複雑な問いに答えられないように単純化した答えを用意するということはあるだろう。いわゆる大人になれば分かるさといってその場からの問いに逃げるというのもある。確かにそういう見方もあるが、答えのハッキリしない問いは決して階層的なわけではない。例えば死について考える事は年を取るにつれ様々な変遷を遂げるかもしれないが、その問いは年齢を問わず直接問うた者に向けられるものだし、年を重ねれば真実に近づくというものでもなく、それどころか幼少の頃に思った初心の感覚が一番近かったと思う者だってあるはずだ。確かに経験によって得られる答えも変わってくる事はあるがそれは階段状に一歩一歩上がるというよりそれぞれの変遷を経てあらゆるパターンが存在し、あらゆる紆余経路が存在し順列などなく、行ったり戻ったりあっちこっちさまようものだろう。あまりランダムで規則性がないとすると成長なんてないという事になってしまうがそういう部分とそうでない所があって世の中複雑ですねとしか言いようがないとしか言えない。