認識する時しか存在しない

世界5分前仮説でも5m仮説でもなく自分が見た所、考えた所しか世界は存在しない。それで十分だろう。倍率を上げるに従って世界も微細になっていく。より遠い望遠鏡が開発される毎に宇宙も広くなっていく。だから世界は絶えず変容するのだ人間の認識に合わせて。元々分子も原子も素粒子も存在しなくて人間が認識するようになったから存在するようになった。宇宙も肉眼で見える星星が全てだったのに望遠鏡が発明されて以来土星の輪やオリオン座の大星雲やアンドロメダ星雲を用意しなければならなくなった。認識しないものは存在しないも同様だから。世の中が複雑になったのは人間の認識が複雑になった。世の中を複雑にしたのは人間なのだ。で木を見て森を見ない等と云われたりする。こういったパースペクティブの視界から何が重要なのか直感する事が人間の能力の凄い所だ。今の所コンピュータは森の木を全部調べて森を表現するという力業で解析するからチェス等の限定がある世界では威力を発揮する。しかし網羅万象でそれをやったら幾ら計算力があっても追いつかない。コンピュータにも直感力が必要だ。