あなたが死ぬと世界も終わる

そんなわけないだろうって。しかし世界とは何であるか考えてみると世界とは自分にとっての世界でしかない。あなたの世界も彼の世界も自分にとってはどうでもいい世界である。世界とは自分が考える世界と同じである。自分のいない世界は存在しない。それは知りようがないから。あなたは自分のいなかった過去の世界を知っていると言うだろうか。しかしそれは直接知ったわけではない聞きかじった知識でしかない。それはまぁ空想や妄想の世界。自分の想像力で補うしかない世界である。だから過去の世界は書物や記録から関係性を持つ事ができるものである。それを通してしか知りようがない。何かを知るにはそこに存在しなければならず、存在しなければ知るべき世界自体が存在しない事になる。自分のいない世界はもはや自分にはまったく関係ない異世界である。だから全くの心配は無用だ。お互いがお互いを忘れてしまっている公平な関係。