空間があるという事

空気があるという事を普段気付かないように空間があるという事を認識する事は難しい。それは最初から当然のようにそこに広がっていて動き回れる事ができるのだから。で、この空間がなければ移動もできず大きさも保つ事はできないただの一点に押し込まれる事になる。有って良かった空間様様である。よく空間の外側には何があるんですかという質問が出る事があるが空間の外側には空間が無いのだから質問自体がナンセンスなのである。外側と使っている時点でそれは空間を表す事なのでおかしな事になる。それは空間の中に空間という風船を思い浮かべてモデリングしているからそういう質問になってしまう。我々の思考が空間抜きで考えられなくなってしまっているのだ。
 犬は空き地を思いっきり走る。それは空間がある事を思いっきり楽しんでいるようだ。空間があるって何て楽しいんだ。空間を移動する事、それは生物に秘められた本能のようでもある。その空間を媒体にして光などの電波の波が起こる。音は空気を媒体にして伝わるが光は空間自体を媒体にして進むらしい。