以前から在った状態が顕在化しただけ

閾値を超えて急にある判断がなされ事件のように報じられてしまう。超えた閾値とは中国に対する警戒感だろうか。そういうニュースが中国内の事件として何度も報じられていたから心理的不安はあり準備はできていた。以前からそういう実態はあったのにこれまでは品質管理がらみの食中毒と見られたり家族内の不調として見られていたかもしれない。そもそも今回の件だって背景に中国への不安心理が形成されていなければ限定的な問題として処理されまた何年も露呈しなかったかもしれない。広範な事件としては人数が少な過ぎるから。その辺は官公庁も中国への警戒感に敏感だったとも言えるだろう。
 以前全米を震撼させた死のペットフード事件の時もそうだけどずさんな管理という印象はある。あの国では管理なんてできないのだ。だから国内の人間も死んでいくし区別なく輸出されるものも死の危険性があるものが出る。だから意図的というより何も考えてないからこうなってしまったという方が正しそうである。だからといって責任が軽減されるわけではない。チャイニーズリスク。中国はそういう国として付き合わなければならない。