Dear Steven Jobs

やぁスティーブ。
と言っても私は知らない。でもこの際そんな事はどうでもいいんだ。それよりもっと大事な話がある。そろそろコンピュータについて決断を下す時が来たんじゃないかという事なんだけど。この数十年の変化は素晴らしいものだったね。性能は飛躍的に上がり価格は相対的に安くなった。でも性能が上がったらそれを取り込んでしまうから価格は決定的に安くはならないけどね。当時100万円のものが性能が何万倍になっても20万円位はするっていう事で。その話もまぁいいさ。問題はソフトウエアなんだから。要点は一つだ。ソフトウエアをタダにしようという事だけさ。それでもアップルはハードメーカーなんだからやっていけるだろう。そうすれば誰もが最新のOSに乗り換えられるしソフトウエアのメンテナンスも大幅に軽減される。もっともアップルじゃ最新OSじゃないと動かない物ばかりなのであまり軽減にならないかもしれないが。
 それは厳しい? じゃあせめて二世代前は自由に使えるようにしようじゃないか。今なら10.3は自由に使えるようにするとか。その方が古いマシンにとっては優しいかもしれないしね。そうなるとみんなタダになるまで待って最新OSに乗り換えようとしない? 何を弱気の事言ってるんだい、それを補って余りある魅力的な最新OSを作るだけでいいんだぜ、簡単じゃないか。ていうか最新OSはそうじゃなきゃならないと言うべきだ。ま、ライバルにも差をつけられるし。ていうかそうなったら向こうも同じ戦略を打ち出して来るだろう。問題は誰が始めるかという事さ。数年前、音楽会社に決断を迫った君だ。同じような決断が今迫られていると言ってもいい。数々の未来を変えていった君ならできるはずだ。一緒に未来を変えようじゃないか。
Welcome to Future !