腐敗を一掃すれば素晴らしい社会が出来上がるという幻想

イラン革命で腐敗した米国の傀儡政権を倒したイラン。街の人は喜びこれで私達が考える腐敗がない公明正大な良い世の中が出来上がると思っていたら、やって来たのはイスラム原理主義の厳格な社会。みんなこんなはずでは無かったと思ったが後の祭り。国内の不満を逸らすため隣国イラクとの戦争が始まり10年に渡る消耗戦が続いた。規律と無駄を無くせば実現すると思っていたより良い社会はこんな結果をもたらした。既存の秩序を破壊し過ぎてもどんな結果が待ち受けているか分からない。日本がそうならないとも限らない。ペルセポリス