あきらめる

あきらめるという事が日本ではかなりマイナスのイメージがあるように感じます。絶対あきらめるなとか、あきらめてはいけないとか。しかしあきらめが肝心とあきらめの悪い事を戒める言葉もあったのですが昨今のあきらめるな全盛では古くさい言葉にも聞こえそうです。そういえばあの戦争ももっと潔くあきらめていればあそこまで大きな犠牲を出さなくて済みましたね。日本の技術革新もあきらめが悪い所から来ているような気がしないでもないです。
 あきらめるといえば死を覚悟するという事もあります。これもまた日本では最後まであきらめるなという言葉とともにあるような気がします。あきらめて死を向かい入れる事は悪い事ではないはずです。でもそれは最後の最後ということになっています。進んであきらめる事は何かよくない事にされています。まぁこれもそれを認めると社会が保てないという事があるのでしょうが。全てにあきらめると生きるか死ぬかという次元も超えてしまいそうですが、まぁ、あきらめるのもそう悪い事じゃないなと気軽に思うくらいが良さそうです。