音楽は買えるのか

というかデジタルコンテンツは買えるのか。物の場合は売買ができるが楽曲データは買えても売る事ができない。これは消費者としては由々しき問題である。CDやDVDでも見込み違いや飽きたら売る事ができるのに。これは実際にはデジタルコンテンツは所有できないのではないのでは。同じものが幾らでも複製可能なものには所有という概念はそぐわない。デジタルコンテンツは買っているというより貸し出されている感覚である必要なくなったら返却したいくらいだ。で購入でないなら今の金額は高すぎるのでは。他に売る事ができない商品を買わされているのだから割高感がある。
 デジタルコンテンツは全て貸与なのだ。パンダじゃないから1億円もしない。所有権を持てないのだからそう解釈するのが本来でないだろうか。せいぜい1ヶ月も聴いていれば音楽はOKだろう。聴きたくなったらまた借りれば良いという感覚で。デジタルデータでは何の愛着も持てないからな。ジャケットもない劣化もしない物ではないもの。同じものがいつでも手に入るデジタルの性質を考えれば愛の専売特許である所有という行為が成り立たない事は明らかだ。