泥と言えば世間は泥沼

もがけばもがくほど沈んでいく。とは言っても何もしないでなんて居られず事態を悪化させることが多いのもまた事実。自分だけは泥沼に入り込んでいないと信じ涼しい顔を装っているも生きている限り泥沼と無関係ではいられない。全く自分の足元がぬかるんでいない人なんていないわけで、まず泥沼に住んでいるという認識から始めなければダメかもしれない。ちょっとした事でその泥沼にズブズブとはまり込んでしまうわけでそうなったら余り動かないで事態が推移するのを見守った方が大概はいい結果をもたらす。
 そういう事態に備えて世間ではライフハックが重宝されるわけだが論語によってその創始者とも言える孔子は天命を知ると言って自らの限界を観念したように思われる。つまり人それぞれに役割(ロール)がありそれを行っていく以外ないのではあるまいかと。そこにはライフハックの限界、ライフハックだけで泥沼から抜け出せるとは限らない現実、自らの役割を全うすることなどが含まれると思う。で最後には泥沼の中に沈んでいく人間の運命。