将棋が出来ない人

自分は将棋が出来ない人である。なぜかというと、例えば次の手が5通りあるとすると次の次は25通りある。つまり5の累乗で増えていく。3手先は125通りなのでそれぞれの場合を思い浮かべて保存しておいて更に次の手を考えるのは困難だ。実際にはこんな理屈で考えているわけではないが。おそらく出来る人は有効と思われる以外の手は捨てて絞り込むのだろう。直感で絞り込んでこれ以外は無用としてあり得る手だけを読んでいく。そこで仮想のシミュレーションが出来る人が優れた読み手なんだろう。結局考えるのができない人というだけの話かもしれない。実際考えられる人というのは少ない。既存の文章を読んだりするのとはまた違ったことなんだよな、考えるというのは。