蒸暑い朝に

犬の散歩に早朝でかける。すると車が一時停止を無視して速度を全く緩めず走り去っていく。こういう時冷たい怒りが炸裂する。死ねばいいのに。自分はそういう大胆な事はできないから、その呪いがそれを破る者たちへ降り掛かればいいのにと願う。そんな奴は脳髄が潰れ脳漿が漏れ出してして内臓破裂で腸が飛び出て骨もグジャグジャになって目玉も飛び出てメチャクチャになればいいのにと思うのだが、実際そうなってしまうとそれも後味が悪い。つまりそういう因果報酬の世界を実際には望んでいない。って一旦停止無視だけでそんな償いってどういう因果だ。人は何の理由もなく不幸に落ちるしその方が気楽だ。何が起こるかわからない。だから救われている所もある。すべてに理由があって因果報酬、原因と結果が完全に関連して取り返しのつかない世界なんて。何かをしたら必ず災いがあるなんて。時々仕返しを忘れてしまうから、いちいち覚えていないから気楽で居られる。リスがどんぐりをどこに埋めたか忘れるように、私たちのしてきた事も神は全てを覚えてなくて仕返しを忘れてしまう。だから運も悪い人もいる。運の悪さを神に呪ってもしかたないのさ。私は自分が思いついてしまった世界が実現しない世界を望む。どうなるか分からない未来。それだけが希望だ。