シナリオが読めた

衆院で2/3という圧倒的多数を得ているのにわざわざ解散して真意を問うという。有利なのにその有利さが得られない。つまりこの議員数は現政権に対する支持でなくて小泉政権時のものだということで野党からも反発が強かった。ならば現時点での民意の真意を問い、出た結果に従いましょうという事なのだろう。
 いくら今回の選挙に勝っても2/3という圧倒的多数は得られない事は明らかだ。どっちが勝っても僅差の勝負になるだろう。だから選挙をしても不安定な政権運営になるのは変わらない。じゃあ何のために選挙をするのか。もし選挙の結果がどちらが勝っても僅差で終わったらどっちにもそれなりに支持を得られた事になる。つまり大連立ができる理由ができるわけである。前回失敗したのは衆議院で2/3も得ているのに野党と手を組む理由的根拠がないと言っても過言ではなかった。
 今回の選挙ではどっちが勝っても圧倒的勝利は望めない。さらに政治が混沌とする状況は誰も望んでいない。すれば大連立またはその後の合併も視野に入れた動きと見るしかない。まぁ、いきなり民主に政権任せるのも不安だしそれが日本的政治の解決方法なのだろう。
え、そんなの既にご存知。これまた失礼しやしやした。