ネットサイト

ネット、サイトの特徴は自らアクセスしなければならない能動的なメディアであることだ。テレビのようにながら見とかしない。新聞のように書いてあるものをただ読んでいくようなことも少ない。ニュースサイトでも記事を順番に読んでいく事もできるが溢れる情報の中では自分に興味ある記事だけフォローするだけで精一杯だろう。もう一つの特徴として一覧性が低いこと。最近は大画面のモニターも増えていく分ましになった部分もあるがやはりリアルに比べて一覧性の低さはどうしようもない。だからサイト同士を比べるなんてことも現実にはあり得ない。リアルでは例えば旅行パンフなど並べて置かれているし本屋なら様々な雑誌や本が所狭しと並んでいる。ここでもビジュアルが比較されるということはある。
 ネットでは直接比較より間接的な印象からの比較になる。狭い画面では違う絵を2枚並べておくのも難しい。単独でそれが良いかどうかが判断される。ビジュアルは記憶のトリガーとしての意味を持つだろう。文字だけのサイトより例えばクマの写真が貼ってあったらあのクマのサイトという事で記憶に残ったり話が通じる。