自由主義経済の消滅

まだ多くの人が気づいていないようだが資本主義自由経済は一夜にして消滅したのである。政府が市場経済に穴埋めするという事はそういうことだろう。事実上の統制経済なのである。国が金を出すという事は口も出すということである。事実救済された金融機関は大きな足枷を嵌められたのでありこれまでのように自由な行動はできずいちいち政府にお伺い立てなければならないだろう。これがどの位大きい変化なのか誰も認識していないのかもしれない。もう今までの状態に戻る事はないかもしれないのだ。株式取引も何かと様々な制限が課せられるだろう。一日の取引量の制限とか変化量での市場の休止とか。とにかく多くの人が信じてきた世界認識は幻だったのであり現実はいつの間にか別な経済状態に移行していたという事なのだ。また歴史は新たな発展段階に達した人類を記録したのかもしれない。