民主党

民主党はより大胆な改革を目指していたはずだ。なのに郵政民営化法案反対だったのはそれが中途半端で民営化にならないと考えたからだろう。この論理は年金の時もあった。現状の修正で年金改革しようとする自民と抜本的改革をしようとする民主。
でもちょっと待て。抜本的改革目指して修正案や現状案に反対すると何もしない事になる。現状維持じゃないか。政権党でない野党が反対を訴えるだけでは何もしないのと同じ。改革に向かって進むものなら取り合えず賛成して改革の意思を見せ政権を取った時により良くして行くべきだろう。完璧主義の民主の姿勢が何もしない反対だけしかしない実行力の無い政党と見られしまったのだから責任は重い。
しかし民主党は自民の改革案に賛成してしまっては存在感が無くなる事に危機感を感じ自民と対決姿勢を強めていった。しかしより大胆な改革をしなければならない民主が郵政では公社のままの存続を認めたり、年金では抜本的改革だとブレが出て国民に明確なメッセージを与える事ができなかった。これでは今までの何でも反対万年野党何らと変わり映え無く改革の足かせにしかならないと見られても致しかたないであろう。
こんな戦略をとっていては当分政権は取れないのではないだろうか。