仕事ができる人や成功した人が持てはやされダメ人間は非難される

それはなぜかと言えば生存の原理でもあり、昔から行われてきた王様が立派な行いをした人にたーんとご褒美を与えるメソッドが資本社会と結実したからに他ならない。ソ連でも優秀労働者が表彰され、アメリカでも成功者はアメリカンドリームの体現者として熱狂に迎えられた。成功者を讃え社会の原動力とするのは今も昔も変わらぬやり方。ダメ人間を賞賛する社会に未来はないと。というかそれが人間の性。誰だって成功したいし、いい思いしたいというのが基本的心構え。ここでアリ社会を持ち出して二割は働かないのは働かないアリも必要なんだ。働かないオレたちも何らか社会に必要なんだぜというのはダメ人間の主張と退けられる。