雇用システムも年金だった

のが年功序列だったわけで若者の労働の成果は年長の人の口座に回される。それでもやがては順番が回ってくるのだから合理的なシステムだった。まるで学生時代の先輩から後輩へのしごきのようなシステムである。しかし終身雇用があったから待つ事ができたわけで流動性が高まって独立などでは割に合わないと考える人が増える。そこでは年金を払いたくないという思いと年長者に回したくないという思いが重なる。今では成果主義も様々な弊害が言われてきているが年金が限界のように雇用システムも従来通りでは立ち行かなくなっている。