動物の殺生は罪ではない

カラスや鹿が増え過ぎて人間の生活に支障を及ぼす。しかし安易な退治は人間のエゴであり許されないなどとして放置されてきた。これなども戦後の命は何よりも大事とする行き過ぎた考えが根底にあるのだろう。問題が発生したら問題を取り除くのが当たり前であり増え過ぎた動物は間引いていく事に何ら問題はない。鹿も増えすぎれば山を丸坊主にしてしまいエサの欠乏はやがて大量死を発生させるだろう。また荒らされた自然も環境破壊である。人間は一切自然に手を出すべきではないという考えもあるだろうが、それでは蒔きさえも燃やせず人間は死に絶えるしかない。それでも最低限の影響に止めてストイックに生きるべきという考えもあるかもしれない。確かに人間は余りにも自然を破壊し過ぎて自分たちの生存も脅かす事態になったとも言えるのだろう。人間が何処まで自然をコントロールするのか。そのバランスは絶えず注意しなければならないのかもしれない。ただ共存するというのは野放しにするということではない。そこには殺生も保護も必要なものだろう。謙虚過ぎず傲慢過ぎずに自然と関わって行くという事。