Webデザインはできるだけ安く済まそう

企業でもできるだけ安く済ませるべきです。安易に外部に任せるべきでなく社内で出来る事は社内で済ませる。フリーのサービスを徹底的に利用する。これは中小企業はもちろん一流企業だって言える事です。そうやってオープンなサービスを利用する事が企業のオープンな姿を表す事になります。何もコメント欄を設けてまったく企業メッセージをコントロールしないということではありません。そういった個人判断に繋がるメッセージの氾濫は企業に混乱を齎すでしょう。だからといって静的HPに逃げ込んでは不信感を持たれるだけです。絶えず企業はメッセージを発信して意見は受け入れ答えは個々に反応するのではなくまとまった意見として発表しなければならない。それはどんな意見も聞き集め絶えず討議して発表していくという繰り返しに他ならない。それをオープンな場で出来ない企業は退場するしか無いというのがWeb2.0に於ける企業態度というものでしょう。
例えばプライスコレクション「若冲と江戸絵画」展のオフィシャルブログなどは、はてなサービス使ったセールスプロモーションと言えるでしょう。もちろんこれなども外部の代理店が仕掛けたものかもしれませんが、企業自らする事が可能な事です。

ブログを使った広報は下手な下心を出して失敗した例も何度かありましたが使い方を誤らなければ殆どハードの部分は無料で利用する事ができます。もちろん問題は中身ですがその部分を構築するのは社内の責任でしょう。決して丸投げするものではありません。今までだったらすぐ100万単位で持って行かれた制作費が殆ど無料で構築できる現実をしらない企業は敗退します。これは何も金額だけの問題ではありません。そういうオープンなサービスを使うという事が、自分も使っているサービスを使っているというだけで親近感を持たれたりする波及効果も見逃せません。そういった戦略も考えた企業が伸びて行く事は想像に難くないと言えるでしょう。