必修漏れ問題

asahi.com :朝日新聞-【社説】2006年10月27日(金曜日)付

 公立高校は土曜日が休みになり、授業時間が減った。そのうえ、総合学習の時間が設けられた。授業時間のやりくりが難しくなったのだ。

 一方で、国公立大学学力低下を恐れる声に押されて試験科目を増やす方向にかじを切り、センター試験は5教科7科目が原則になった。逆に私立大学は3教科の入試が主流のままだ。

 少ない授業時間で、さまざまな生徒の要望に応えなければならない。高校は指導要領と大学入試の板挟みになり、履修科目をごまかしてでも受験勉強の効率を上げたいと考えたのだろう。

 この指導要領と大学入試とのギャップを埋めるには、文部科学省と大学の双方が改めて真剣に考える必要がある。

高校って立場が弱いんだな。異を唱える校長がいないってのも寂しい限り。校長は謝ってないで文科省と大学が悪いと叫べ。
しかしこれってズルだよな。いや、誰だって受験に関係ない授業なんて聞いてないだろうし、居眠りしてるか受験勉強していて先生だって知ってて見逃すだろう。それでも学校の方針でそうしてきた学校とそうしてこなかった学校があってそれで受験に失敗や上位の大学に進学できなかったとしたらその人の一生を変えたともいえる。何やらルサンチマンの爆発か。今更そこまで追求する人もいないか。ま、これも競争社会の一面か。
あ〜、この問題、外国ではどう捉えるだろうか、米国とか。