価格というのはできるだけ高い価格を付けるものだ

それが世界で一つしか無いものならオークションでかなりの高値が付く。ところが二つあるときっと価格は二分の一以下に下がってしまう。数が増えるとともに価格も下がるがこれ以上増やしても下がらない限界値がある。それは置いといて今回はこのできるだけ高価格を維持する戦略というものを見ていく。
まずは独占企業である事。競争が起こらない独占が古来より行われて来た高価格戦略です。次に独占が維持できない汎用的なものにはカルテルを結んで抵抗します。まさしく日本のレコード業界なんてカルテルですね。これがどうして独占禁止法に触れないのか理由が分らない。再販制度は同一価格の保証にならない。本の価格はバラバラです。CDの場合は同じ規格品だから同一価格と言うかもしれないが本だって文庫本は似たような、ページが違うって? CDだって個々の契約内容が違うのだから同一価格なんておかしいのだ。
 とにかく売る方はできるだけ高い値段を付けたがり市場は価格低下の圧力に晒されている。その中で狐と狸の化かし合いが続いて来たのが市場経済だが長年のお付き合いでもたれ合い現象が起きていたのだ。それがネットの登場とともにバランスが崩れ大きなデフレ現象を引き起こしたのである。しかしまだまだ高価格を死守している分野はありそうなので早く崩れてしまうと楽しい。