リンク元見ていたら

なぜか村上春樹の「回転木馬のデッド・ヒート」の書評サイトに行き着く。

何か見ていたら殆ど記憶にない。こんな内容だったっけ。それで少し見直してみた。結構面白く読んだはずなのにこんなに忘れているなんて。自分の中で忘れたい願望があったのか。あらためて少しかじってみてつくづくこの本は王様の耳はロバの耳みたいな本だなと思った。誰もが持っている誰かに話したいけど誰にでも話せる物でもない話。ロバの耳では地面に埋めて秋風とともに人々に広がったけどここでは村上春樹と言う作者に出会って物語に昇華した？または物語未生の話。物語までは発展しなかった小説の原石のようなものが散りばめられている。