携帯小説はサンプリングでリミックスでカットアップだ

あらゆるバリエーションが可能で短命で素早く消費されて行く。現代版千夜一夜物語のようにあらゆる物語がつめ込められる。質なんか問題じゃない、量が問題なのだ。この退屈な世界を紛らすならば何だっていいのだ。新しいメディアは新しい形態を生む。携帯が形態を生む。そこには今まで本を読んできた読者は拒絶させられている。比較は無意味だ。世界は断絶していてコミュニケーションは予め断たれている。