フフン内閣の命運

フフン新内閣が発足した。
派閥の領袖を党役員の要職に配し、内閣のメンバーも大きな入れ替えをしなかったことから、さっそく「派閥政治に逆戻りした」とか「ボクチャンおさがり内閣」などと野党から揶揄されているが、フフンは、危機意識をテコに求心力を高めつつある。ボクチャンに比べれば、リーダーとして数段、玉が上といえるだろう。さながら、学級崩壊した教室にピンチヒッターとして送り込まれたベテラン教師といった風があり、その安定感から、71歳という高齢に対する批判も今のところは影を潜めている。その可能性は低いだろうが、現在の難局を何とかしのぐことができて、年明けともといわれている総選挙を乗り切ることができたら、案外、長期政権も夢でないかもしれない。


一方、(もう、この人物に対して、論評することは何もないと考えているが・・・)ボクチャンは、入院先の慶応大学病院で、弱々しい姿をさらけ出して、意味不明の記者会見をおこなった。
政権を投げ出し、敵前逃亡したにも関わらず、ボクチャンとしては、ボクチャンなりの言い訳をしたかったのだろうが、政治家としても、ひとりの人間としても何の意味も持たない行動だった。