『仕事ができない人』と『ヒマな人』の２０の違い

私の周りには、『仕事ができない人』と『ヒマな人』がいます。仕事ができない人は、いつも「できない、できない」を口癖のようにしています。他人が見ると、何でそんなにできないのかが分からなかったりするのですが（仕事の成果から見ると）、本人はできないのでしょう。できないと言うことが、その人のモチベーション理由のように感じるくらいです。

それと比べると、ヒマな人は、他人から見ると何かゆったり、自分のペースで仕事をしているように見えるが、結果として大量の仕事を行ったりしている。みなさんの周りにもそんな『仕事ができない人』と『ヒマな人』はいないでしょうか？

『仕事ができない人』と『ヒマな人』は何が違うのかという事を、仕事の仕方の違いを通してまとめてみました。（今回は、仕事ができない人にならない為の時間管理術は省いた内容です。それは、このエントリが好評でしたら、また別のエントリでご紹介させて頂きます。）

『仕事ができない人』は、「できない」と周りに言えば、「カッコイイ、頑張っている」と他人が評価してくれると思っている。
『ヒマな人』は、「できない」と周りにに言うことは、「無能の証明」だと思っている。
『仕事ができない人』は、終了時間への認識が甘い。（なんとなく終わったらいいな〜的な）
『ヒマな人』は、絶対にここまでに終わらせるというスケジュール意識が強い。
『仕事ができない人』は、納期意識がギリギリ。（納期寸前で作業にとりかかるので、その仕事のみに集中してしまう為に効率が悪い。）
『ヒマな人』は、前倒し。（納期より随分前から作業に取りかかるので、２つ以上の仕事を同時並行処理したりする効率の良い仕事の仕方ができる。）
『仕事ができない人』は、せっかくスケジュールを作っても、緊急事態・トラブルで乱れっぱなし。
『ヒマな人』は、緊急事態・トラブルでスケジュールが乱される事がほとんどない。
『仕事ができない人』は、いきなり仕事にとりかかり、仕事完了に近くなった時点で「仕事の目的と最終完成物」を考える。
『ヒマな人』は、仕事の始めに「仕事の目的と最終完成物」を明確にして仕事にとりかかる。
『仕事ができない人』は、「プライベートの時間を、とれたらいいな」的にしか考えていない。
『ヒマな人』は、「プライベートの時間は絶対にとる」と最優先的に考え、その時間をホントに大切にする。
『仕事ができない人』は、相手の期待よりちょっと低い仕事を行い、手直しで時間をとられる。その為に誉められる事も少なく、モチベーションも上がらない。
『ヒマな人』は、相手の期待を少し上回る形の仕事を行うので、手直しがほとんどない。そのためお客様や上司から誉められる事も多く、モチベーションもアップしていく。
『仕事ができない人』は、ホントはやらなくてよい仕事をたくさん抱えている。断るという事が苦手。
『ヒマな人』は、自分しかできない仕事が中心。頼まれた仕事を断る事ができる。
『仕事ができない人』は、仕事にとりかかって、段取りを考える。
『ヒマな人』は、段取りを考えて、仕事にとりかかる。
『仕事ができない人』は、段取りを考える時間を短時間で済まそうとする。
『ヒマな人』は、段取りを考える時間を十二分にとる。
『仕事ができない人』は、根回しがヘタ。仕事が完成した後に、関係者から異議がでて、トラブルシューティングに奔走する。
『ヒマな人』は、根回し上手。仕事を始める前に、重要な関係者をリストアップし、根回しを完了させる。仕事完了後に関係者からの異論はほとんど出ない。
『仕事ができない人』の優先順位は、納期期限が中心。納期が迫っているモノが優先順位が高い仕事になっている。
『ヒマな人』の優先順位は、仕事の効率とその仕事の目標への寄与・貢献度。
『仕事ができない人』は、集中できる環境を作る事ができない。電話や誰かが話しかけてきて作業の邪魔をする為に、同じ事を何度も考えないといけない。
『ヒマな人』は集中できる環境を作る事ができる。誰も思考や作業を邪魔しない環境を作る事ができる。
『仕事ができない人』は、携帯電話にかける数より、かかってくる本数が多い。
『ヒマな人』は、携帯電話にかける数の方が多い。携帯電話にかかってきて仕事を中断させられる事態を、先手を打つ事で防いでいる。
『仕事ができない人』は、自分が他人に頼んだ事を忘れている。頼んだ相手も、頼まれた仕事を忘れており、それがトラブルを生み出す。
『ヒマな人』は、自分が他人に頼んだ仕事は決して忘れない。時折、チェックも入れるので、相手も忘れることができない。
『仕事ができない人』は、他人に事を頼むのがヘタ。依頼する際の打合せがヘタな為に、完成物を自分で手直しするのに時間がとられる。（人に頼まずに、自分でやった方が速いといった事になる）
『ヒマな人』は、他人に事を頼むのが上手。依頼する際の打合せで詳細にイメージ合わせをする為に、完成物の手直しなどがほとんど発生しない。
『仕事ができない人』は、学習する時間をとれていない。いつまでも同じやり方で仕事をしている。
『ヒマな人』は、どんなに暇な時でも学習時間の確保を行っている。学んだ知識をもとに、もっと効率的な仕事のやり方を求めて、いつもチャレンジをしている。
『仕事ができない人』は、同じような仕事でも、イチイチ考えながら仕事をしている。
『ヒマな人』は、同じような仕事が発生したら、考える事なく、仕事ができる仕組みを作り上げている。
『仕事ができない人』は、運動などにも時間がとれなかったり、睡眠不足で仕事をしてしまう。時には徹夜も。そのため体調不良をおこしたり、身体に無理して仕事をしてしまう。それが原因のミスも生まれたりしてしまう。体調によりモチベーションも不安定になる。
『ヒマな人』は、適切な運動を定期的に行い、十分な睡眠をとり仕事を行う。体調不良によるミス、集中力欠如によるミスは少なく、常に安定したモチベーションを維持している。
『仕事ができない人』は、「できない状態」を甘んじて受け入れてしまっている。
『ヒマな人』は、「できない状態」は絶対にイヤ。受け入れる事ができないと思っている。

皆さんも、このリストに、自分なりのものも「仕事ができない人」と「ヒマな人」の違いを加えて頂ければ幸いです。