その本が面白いのかなんて分からない

本読みも凄い人になると著者の意向を飛び越えて独自の感想を抱いてしまうという事はある。もうそこに何が書いてあるかなんて関係なくてキーワードからどんどん想像が膨らんで自分の世界の構築してしまう。例えば本のタイトルからの引きずられそこから世界が構築されてしまう。自分の頭の中ではそのキーワードからもう一つの本が生成されてしまっていてその本を読んでしまっている状態。そういう想像を膨らませる事が出来る事がいい本なのであってそこでは実際の本はもう目に入らない。そうして自分の架空の本を読む事ができればどんな堕本も良書に変身してしまうかもしれない。そうなるとそれは書評としては使い物にならないであろうがそういう本読みもあるのは仕方がない事である。