量子論と相対性理論

19世紀終わりから20世紀の初頭にこの二つのアイデアが現れたのはなぜか。それまでの絶対的な基準や固定化した世界観を覆した気運とはどんなものだったのか。もうその時の時代的気分を知る人はなく、小説などからしか窺い知る事はできない。法律や規則なんて現状の追認でしかない。もう今までの考えの支配に飽き飽きしていたのではないだろうか。各分野での様々な発見や発明がこれまでの考え方では通用しない事を示していた。根本的な発想の転換が求められていた。それに応える、が量子力学相対性理論のアイデアの根底にあったのではないか。