視覚が世界を誤解させる

視覚が意識に多大な影響を及ぼしていると前に書いた気がしたが、逆に視覚が勘違いさせる部分も大きいのでは。空があって大地があって昼は明るく夜は暗くて星星が輝く。そして宇宙の中で人間はちっぽけな存在だと思う。これらは視覚情報から齎されるものだろう。しかし視覚が無かったらこの前提は大きく揺らいでしまう。世界の大きさはどうやって認識できるのか。そもそも空間の実在性が疑われかねない。本当に動いているのかシミュレータで地面が動いているだけなのか全ての音も聞こえているだけですべて仮想的なものではないのか。それは視覚だって同じ事なんだけど知らないうちに視覚だけは信頼できると無根拠に担保にされている。視覚が無いと量子力学の不思議な問題は解決するのか。そんな事ないだろうが。視覚のトリックでマジックは騙すわけだから自然にだって騙されているかもしれない。視覚が無い方がドリームボディの認識は容易かもしれない。