追い込まれる若者たち

という言い方はおかしいのか。一連の事件の反応を見てると直接若者を責める論調は少ないようである。それよりその不可解さを怖れている感じか。これを格差社会の弊害と結びつけたい意見もあるようだ。周りに相談できる人がいなかった。核家族の成りの果て。でもその見方も古典的過ぎるだろう。もう核家族は始まって40年以上経ってるだろう、何を今更。では何が起こっているのか。何か現象が始まっているのか、誤差の範囲内の既定値なのか。波動関数の範囲内の事なのか、全く未知の現象なのか。今現在進行形の事は誰にも分からないというのは事実である。どういう仮説を立てる事も可能だろう。
 一連の事件で感じるのは保護者が結構厳しい感じだ。医者の家系で当然医者になる事を求められていたり、恥ずかしくないように人より厳しく育てた来たとか。断片的な情報で全然当てにならない感想でしかないのだが。人を人として見なくなった時、そこから悲劇が生まれる気もする。親だろう子だろうも関係ない。子供だろうと人として接しなくなったらどんな爆発を起こすか分からないというのが人間の怖さでないだろうか。人をバカにするなよ思い知らせてやる、といった感情がどこかに潜んでいるような気がしてならない。