読まなければならない小説なんてあるか

もちろんそんな物はない。お話ってのはかったるいものだ。何かがああなってこうなってこうしたわけは何々があったからでそれはこれがこうなったからみたいな話が延々と繰り返される。そういうのを聞いていると結局どうなったのっていう部分を聞きたくなる。でも結論だけ聞いても「あ、そう」という感想しかないわけでその過程がなければ感慨もなにもないわけでそういうこらえ性の無い奴は小説なんて読まない。結局小説とジェットコースターの違いを説明できる人はいるのかと。つまり小説は長い長いジェットコースターに過ぎないわけでゆるゆると登って行く登頂期。期待と夢膨らむ時期です。一気に下る落下期。スリルと大活劇の時期です。だらだらと続く倦怠期。惰性と怠惰な日々です。暑くて小説なんて読みたくない言い訳です。