ハリウッド映画の凋落

洋画離れ止まらず 興行収入4割減少
なんかもうお腹いっぱいだよ。それで出て来たのがハンコックだとしたらハリウッドの末期症状も目に当てられない。今さらスーパマンの裏返しもないだろう。やっぱり安易にCGに頼ったツケがここに来て来ていると言うべきか。じゃあ日本の映画が良いかと言われればこちらも大量の駄作が量産中である。どれもこれも計算を見越した作品ばかりである。産業とはそういうものだと言うかもしれないがそんな事をしていればやがて映画なんて誰も見に行かなくなるかも知れない。人が映画に求める物なんて計算外のものに決まってるじゃないか。思わぬ発見、思わぬ拾い物を求めてやって来るのに。計算できる悲しみ、計算できる面白さでももちろん悪くないけどそれだけじゃ人生余りにも味気ないじゃないか。デートプランを破壊してくれるようなそれを見たら二人の仲が裂けてしまうような激しいのが欲しいのだ。計算できない恐ろしい奴を。それを避けていたらいつしか映画は滅びるだろう。