記事は話題になってなんぼ

将来ニュースに広告がつくようになると大きなニュースほど広告掲載料金が高くなる。そうなると事件が経済を牽引する事になろうか。大事件が沢山起こるほど好景気になる。不景気対策にプロの犯罪者に仕事の依頼が。つまらない事件もできるだけセンセーショナルに伝える。で結局何が受けるかは人の意識の優先度の問題である。広く多くの人の意識に上る話題。これが掴めれば市場を制する。どんどん新しい話題は既存の話題を淘汰させようとする。絶えず記憶に留ませる為には一定の広告の露出が必要でそれがコーラや化粧品の広告戦略である。しかし事件やニュースは昔からありきたりなものである。なぜかと言うと受け取る方がそれしか事件、ニュースと認識しないからである。つまり全てのニュースは予定稿なのだ。後はその時に合わせて固有名詞を差し替えれば宜しい。新しい事態なんてこの世には生じない。政治家のワイロ、窃盗、殺人、詐欺、技術革新、この辺りで新しいキーワードが生成されていくが本質的な新しさが生まれる訳ではない。新しさがあるとすれば今まで事件と捉えて来なかったものが事件として捉えられた時だろう。それに名前が付けられ多くの人に認識されれば事件の仲間入りだ。